日頃からしっかりと マンション防災のカタチ

POINT1 整理整頓も防災 子ども部屋のレイアウト替え

POINT2 リビングの模様替えにも防災意識を取り込んで

POINT3 モノを減らすのが最高の防災対策 防災と整理整頓の両立を!

お子さんの部屋を、一度防災面で見回してみましょう。

□ベッドの枕元に本棚がある
→地震で本や本棚が頭を直撃する

□ドア付近に家具がある
→転倒した家具がドアを塞ぐ

□おもちゃや服が床に散乱している
→避難の妨害、転倒の恐れがある

実際、私も夜中に子どものブロックを踏みつけて、災害時の危険を痛感したことがあります。それからは、子ども達とおもちゃの置き方のルールをつくり、遊び終わったらカラーボックスに片付けるようにさせました。

お子さんの学年が変わる、小学校から中学校へ進学するなどのタイミングで、防災面でも見直しを図りましょう。使い終わったら片付けること、それだけでも防災の第一歩です。

リビングの模様替えをしたくなる春。ここでも少しだけ防災を意識してください。

ポイントは、素材・配置・固定です。たとえばカーテンやラグを変える際には、燃えにくい防炎素材や難燃素材のカーテンやラグを選びます。
家具やモノの配置や飾り方では、ソファやリビングテーブルのまわりに、大きな家具や割れやすいモノを飾らないようにします。リビングにはクッションを多く配置して、地震の際に頭を守ったり割れたガラスを防いだりする防災グッズとして代用できます。

リビングのテーブルやソファ、棚などの大きな家具は、ジェルシートやワイヤーでしっかり固定します。お部屋別対策をご紹介したPDFを無料配布していますのでこちらもご参考になさってください。

▼マンション地震対策ガイド
家具固定編+
http://www.tsunagunet.com/bousai/guide.html

地震対策の基本は、非常用持ち出し袋の準備や備蓄ではなくて、一番に考えなければいけないのは、いかに自宅を安全な場所にするかということです。

最近主婦の間で、整理・収納術が人気ですが、これこそ防災の目的ともぴったり一致します。整理・収納術に、防災面での配慮がプラスされれば、最高の防災が室内に実現します。

整理・収納術でも共通の「モノを置かない・出さない」は室内防災の基本ですが、そこに「固定する」という意識が根づけば、防災的に強固なものに
なるでしょう。

自宅が、災害時に家族に対する凶器にならないためにも、以下の点を注意しましょう。

① 倒れるモノがない
② モノはすべて収納する
③ 落下物がない

見た目が美しいお部屋は、防災でも優れています。ぜひ片付けと防災を一緒に考えてみてください。

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※本サイトに掲載している記事は、発行時における情報のため、現状と異なる場合があります。(2014年3月時点)


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