皆さまの大切な資産であるマンションの維持・管理のために、また、マンションライフをより快適なものとするために、野村不動産パートナーズのスタッフが、日頃、どんな業務を行っているのかをお伝えする新企画です。今回は、皆さまにとって身近な存在、住まいるサポーターの仕事をご紹介いたします。
火曜日から土曜日までの週5日、8時から16時までの勤務で50戸のマンションを管理するYサポーター。エントランスの掃き掃除は日に4回。秋は落葉があるので日に5回行う。
マンション管理は、管理会社が区分所有者の皆さまで構成される管理組合と契約を結んで行います。私たち野村不動産パートナーズでは、マンション管理の業務に当たる管理員を住まいるサポーターと呼んでいます(以下、サポーターとします)。それでは、サポーターにはどの様な仕事があるのでしょうか。サポーター業務は「管理委託契約書」に基づいて行われます。「管理委託契約書」はマンションによって異なり、ここに記載されている内容に応じてサポーターは様々な業務に対応します。それを前提として、一般的なサポーターの仕事は次の通りです。
大規模マンションですと、サポーターが5人体制で業務を行っているところもありますし、小規模のマンションですと、1人ですべて行っているところもあります。野村不動産パートナーズのサポーターはマンション管理を統括するマンションマネージャーと同じ野村不動産パートナーズの社員なので、コミュニケーションが取りやすく、情報伝達・情報共有もスムーズです。他社ではマンションの管理員を外部に委託している場合も多いのです。誇りをもって日々の業務に取り組んでいるサポーターが心がけていること、それは次の7つです。
今回、撮影のモデルになったYサポーターにも、日頃、どんなことを心がけているか聞いてみました。「何かご質問を受けた場合、該当のマニュアルや資料などを迅速に取り出してお見せできるようにファイルし、整理整頓して保管しておくことを心がけています」。日常の業務はもちろん、サポーターに求められる役割を誠実に果たすことが、何よりも信頼関係の構築につながるとYサポーターは考えています。
それぞれのマンションで居住者の皆さまをサポートするために、一人ひとりのサポーターが、日々、努力しています。例えば、2~3ヶ月に1度、住まいるサポーターが集まって研修連絡会を行います。そこでは、トラブル事例を共有し改善策を考えたり、ぞうきんやモップの臭わない干し方や干す場所を話し合ったりと、業務に直接結びつくような議論が行われます。そして、サポーターが何よりも大切にしているのは、ホスピタリティです。新築時に着任し、居住者の皆さまと共に歳月を重ね、そのマンションで定年を迎えるサポーターもいます。Yサポーターも今年で9年目。すべての居住者さまの顔と名前が一致しているといいます。 「人とのつながり、気持ちの通い合いが、この仕事の醍醐味です。皆さまが気持ちよく暮らせるように、心をこめてサポートしたいと思っています」。それはすべての住まいるサポーターの、共通した想いです。
共用部の非常灯を点検するYサポーター。このマンションには約70個の非常灯があり、正常に機能するか1つずつチェック。
屋上の点検。排水口をゴミが塞いでいないか、鳥が巣を作っていないかなどをチェック。清掃し、破損やサビなど異常を見つけたらマンションマネージャーに報告。
住まいるサポーターは、支店単位で行われる入社時研修を経て、それぞれの職場に着任します。その後、入社~ 3 ヶ月以内を目処にした導入研修、さらに導入研修実施後6 ヶ月を目処にしたステップアップ研修を、西船橋にある当社の研修センターで受けています。研修で学んだ知識や体験は、日々の業務に活かされます。
自動火災報知器設備の操作訓練。どんなマンションでも対応できるよう、タイプの異なる発信器が用意されている。
業務で個人宅に入ることはないが、管理する「家」を知るために、マンションの構造、床下の配管などのレクチャーを受ける。
清掃専門業者が使う業務用器具を使った体験。いつもは立ち会っているが「こんなに操作が難しいと思わなかった!」
専用の装具を付け高齢者の動きを疑似体験。「高齢者にとっては、ちょっとした段差も大きな障害だとわかりました」
※ 本サイトに掲載している記事は、発行時における情報のため、現状と異なる場合があります。(2014年7月時点)