11月8日(土)、新大阪ブリックビルにおいて「住まいるセミナー」を開催しました。「住まいるセミナー」は野村不動産パートナーズが管理マンションにお住まいのみなさまを対象に実施しており、13回目の今回、初めて大阪での開催が実現しました。昨年5月に東京で開催したお掃除セミナーが大好評だったことや、関西地方のマンションにお住まいの方からのご要望が多かったことなどから大阪での開催を決定。参加者の募集をしたところ、定員を大きく上回る応募があり、当日も多くの方にご来場いただきました。講師にお迎えしたのは株式会社ベアーズの専務取締役、そして家事研究家でもある高橋ゆき先生。家事をする上での心構えや、高橋先生考案の便利なお掃除グッズの作り方から使い方までを教えてくださいました。
時間に追われて掃除や片付けをしていると、ついつい肩に力が入ってしまいます。力を入れすぎないように注意しましょう。壁や床を傷つける上に、その傷がカビを発生させる原因ともなります。
1度に家中のお掃除をしようと思うと、始めるのが億劫になってしまいます。「今日はリビングを」「明日はキッチンを徹底的に」など計画を立てて行うと集中力が高まって作業がはかどります。また毎日の小さな習慣が汚れの予防にもなります。
汚れと闘う気持ちでお掃除をしている最中、鏡で自分の顔を見てみると眉間にしわが寄っていませんか?家族みんながリラックスできるよう「やさしい気持ち」でお掃除しましょう。すると、自然に笑顔になって、動かす手にリズムが出てきます。
セミナーで実際に作ったお掃除グッズの作り方と使い方をご紹介。すべて、自宅にあるもので簡単に作れるところがポイントです。
2の時、きつく編まずにゆるく編むと伸縮性アップ!
蛇口をタオルなどで拭いてから乾いた状態で使うのが鉄則。みつあみストッキングの両端を持って最後に仕上げ磨きをすればピカピカになります。蛇口はお出かけ前と寝る前だけでも拭くことを習慣にしましょう。
1の時、靴下の向きはつま先に対して平行にいれるとぴったりフィット。
鏡のウロコジミや土埃に最適。ストッキングだんごにクリームクレンザーを付けて、小さな円を描くようにお風呂の鏡を磨きます。磨いた後はシャワーでよく流しましょう。から拭きをして最後に古Tシャツで仕上げれば輝きを取り戻します。
切り込みは縦2列、横3列に入れる12分割が基本。スポンジの大きさによって升目の数を調節してOK。
キッチンの五徳など、細かく洗いづらいもののお掃除に最適です。切れ目で挟むように磨けば隅々まであっという間にきれいになります。ちなみに、窓の桟などキッチン以外の掃除でも活用できるので、たくさん作っておくと便利です。
両手にゴム手袋をはめ、その上から軍手をはめます。この時、洗剤や水が腕に垂れないように、ゴム手袋の裾を折り返しておくと安心です。右手の軍手ぞうきんは乾いたままにして、左手の軍手ぞうきんは水で湿らせます。
普段気にとめないカーテンレールの上や、スイッチプレート、テレビや電話のコードも実は埃がいっぱい。しかし軍手ぞうきんがあればリビングの掃除も楽々です。右手でから拭き、次に左手で水拭き、最後に右手で仕上げのから拭きの順でお掃除するだけ。さらにはリモコンやブラインド、観葉植物にも活用できます。
リビングのあちこちで活躍する軍手ぞうきんも何度も使えば取り換える時がやってきます。そんな時、最後にもう一か所のお掃除に使ってから捨てましょう。軍手ぞうきんの最後の使い道はトイレです。便器の淵の裏側のお掃除はしているつもりでも意外と汚れが残っているもの。軍手ぞうきんで思い切って淵をつかみ、ぐるっと裏側を拭いてみてください。こんなに汚れが、ときっと驚きます。
「明日への元気をチャージする1番のパワースポットは自宅です」と高橋先生。家族がいつも元気で過ごせますようにと願いながらお掃除をしていると、自然と可愛くなってくるのだとか。家族と一緒に作ったお掃除グッズを使ってお掃除するだけで気分が違ってくるはずです。参加者からは「すぐにおうちに帰ってお掃除したくなった」といったご感想が多く聞かれました。
家事代行の株式会社ベアーズ専務取締役。家事研究家。日本の暮らし方研究家。「お掃除は楽々(楽しく、楽に)キレイ」をモットーに効率のよいお掃除術を提案する家事のスペシャリストとしてセミナー講演、新聞、雑誌、テレビなどで幅広く活躍中。
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