野村不動産グループのリノベーションを知る・学ぶ
リノベーションで必要な費用

暮らしの「質」をワンランク上のものにできる「リノベーション」。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、中古住宅などの既存住宅の性能や価値を高めることが可能です。さらに、新築物件を建てるのと比べて、6〜8割ほどの費用で理想の住まいが手に入ると言われています。
では、「リノベーション」をするには、いつまでにどのような費用を用意すればいいのでしょうか。
今回は、リノベーションで必要な費用を、大きく3つに分けてご紹介します。
1、中古物件購入のための費用
リノベーションをする中古住宅や中古マンション等の中古物件を購入する際には、物件購入費のほか、諸経費も必要になります。
諸経費には、契約から決済前までにかかる「印紙税」「仲介手数料」等があります。また、引渡し時には、不動産の登記などに関する「登録免許税」「司法書士報酬」等が必要となります。このほかにも住宅ローンを申し込む場合に必要な諸経費があったり、「固定資産税等精算金」が必要となる場合もあるので、物件購入前に確認しておくことをお勧めします。
2、リノベーションの費用
リノベーションにかかる費用は、その広さや規模によって大きく変わります。
キッチンやお風呂、トイレ、洗面室などの部分的なリフォームだと100万~300万程度でできる場合もあります。
300万~500万円だと、リビングと洋室1部屋の間の壁を撤去し、広いリビングダイニングにすることが可能と言われています。
また、間取りの変更や増築、外壁の取り換えなど、建物を一度スケルトン状態にし、解体した上で工事を進めていくようなリノベーションだと、500万~1000万以上かかる場合もあります。この場合だと、工事中に別の場所に仮住まいする必要があることが多く、その家賃や、引越にかかる費用、そして家財を一時的に保管しておくためのトランクルームの費用も必要となってくるでしょう。
3、その他の費用
リノベーションで理想の住まいが完成し、物件に住み始めた後にも、主に「固定資産税」などの税金や、マンションの場合は「管理費」などが挙げられます。
現在、日本では人口の減少や高齢化に伴って、急速に空き家が増加しています。そのため、今までのようにどんどん新築住宅を建てるのではなく、優良な中古住宅をうまく活用していくことが求められています。このような状況をふまえて、国が中古市場の活性化に意欲的に取り組むようになり、企業も中古市場やリノベーションに力を入れるようになりました。
また、中古物件は新築物件に比べて、同じ立地条件でも比較的低価格で購入することができます。その上、「リノベーション」で自分たちのライフスタイルに合った、自分らしい住まいを実現することが可能です。

最近では、金融機関が「中古住宅購入費」と「リノベーション費用」をまとめて借りることができる住宅ローンを取り扱うようになるなど、資金面からもリノベーションをしやすくするための環境整備が進んでいます。 気になる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。