
家の中でも、特に清潔にしておきたい水まわり。家族の誰もが一日の始まりと終わりに、必ず利用する洗面所とその周辺のスペースは、常に無駄なく整理収納されていてほしいものです。そこで今回は、限りあるスペースを美しく、賢く使いこなす収納術をご紹介します。
三面鏡裏の収納スペースは、左右で妻と夫それぞれのスペースを決めつつ、中央は共有スペースとしてドライヤーや綿棒など、家族が主に上半身に使う日用品を収納することで、必要最低限の動きで身支度ができます。また手の届きやすい棚の下段にはすぐに取り出したい使用中のものを置き、未開封のストックなどは上段へ置くというルールを徹底することで、何がどのくらいストックされているか一目瞭然になり、予備の買い忘れを防ぐこともできます。
洗面台下の収納は使用頻度の低い掃除道具やお風呂用品の収納に最適です。そのとき、ものを直置きせずスタッキングラックや収納ボックス、スライドラックを活用し、常に何がどれくらいあるか把握できる状態にしておきましょう。
タオルの美しいしまい方
リネン庫にタオルを収納する際は両端の部分は奥へ、折りたたまれた輪の部分を手前で揃えて重ねることで見栄えを美しくキープできます。また重ね過ぎると使いづらくなるので、4〜5枚重ねたら棚板で仕切りましょう。
【監修】
お片付けコンシェルジュ 中山真由美氏
インブルーム株式会社取締役として整理収納事業を立ち上げ、個人宅や法人の整理収納コンサルティングやマンションの間取りの提案や監修、セミナーを行う。著書に『増やす男と、捨てない女の片づけ術』(小学館)などがある。
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