高温多湿の日本の夏は、時に体調不良を引き起こします。汗を大量にかくことによる水分やミネラル不足、逆に水分の過剰摂取による胃腸の働きの低下、冷房病…。食欲がないからと食事を抜くと、疲労は回復しないどころか蓄積されてしまいます。そんな時におすすめしたいのが蜂蜜レモン牛乳。甘くてさわやか、トロリとした食感が飲むヨーグルトのような味わいで、食欲のない朝にぴったり。作り方もとても簡単です。レモンに多く含まれるクエン酸やビタミンCには疲労回復、ストレス解消、免疫力向上、血行促進など様々な効果があります。牛乳や蜂蜜も栄養価が高く、疲労回復の効果も期待できます。これを飲めば、しゃきっと元気に目が覚めますよ。
また、レモンには美容効果もあるので、ママにもおすすめです。もう一つご紹介するシュガーバターレモントーストと合わせてどうぞ。バターが手に入りにくいので、レシピではマーガリンを使っています。砂糖は上白糖やグラニュー糖でも大丈夫ですが、私はコクがあって素朴な味わいのきび砂糖が気に入っています。今回は、テーブルコーディネートにもレモンを取り入れてみました。籠に入れて飾ったり、半分にカットして香りを楽しんだり。ランチョンマットもレモン・イエローを使っています。食材としてはもちろん、香りや色もフレッシュで爽快感があるレモンは、夏の食卓に置くだけで、気持ちをリフレッシュさせてくれます。
レモンは半分に切り、飾り用にレモンの輪切りを人数分切る。
残りのレモンは絞っておく。
ボウルにレモン汁、蜂蜜を加えよく混ぜて冷たい牛乳を注ぐ。
グラスに注ぎ、レモンの輪切りを飾る。
レモンは極薄くスライスして細かくカットする。
トースターに食パンを入れ軽く焼けたらマーガリンを塗り、トースターに戻してこんがりきつね色になるまで焼く。
焼けたパンに、砂糖をたっぷりとまんべんなくふりかける。
レモンを散らしてできあがり。
【フードコーディネート】 宮本 千夏
調理師専門学校卒業後、フランス料理店、ホテル等で修業を積む。その後、大手食品メーカーで商品開発に携わり、2005年フリーで活動開始。プライベートは2児の母。
【撮影】 プラウド南麻布パーティールーム
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