おいしいテーブル

おいしいテーブル

伝統的なお月見の風習を
気軽にわが家の食卓で

「中秋の名月」「十五夜」は、旧暦の8月15日。今年は10月4日がそれにあたります。この秋、昔から日本人が楽しんできたお月見の風習を、ご家庭の食卓で気軽に楽しんでみませんか。
すすきを飾り、お団子を三方に載せれば、気分はもうお月見。お正月の鏡餅などお供え物に使う三方は、そこにあるだけで気持ちが引き締まります。さらに月夜の宴の特別感を出すために、古来より高貴な色とされる紫色を、センタークロスやナプキン、卓上花にあしらってみました。同系色で揃えることによって、テーブル・コーディネートに統一感が出ます。

和洋ハイブリッドな組み合わせの
月に見立てたお料理

食卓に並べるお料理には、満月のような卵の黄身を添えた、月見つくねを用意しました。雑穀やバジルを使って、和洋ハイブリッドでプチプチした食感も楽しい、新感覚のつくねに仕立てています。雑穀は栄養価が高く、健康や美容によいことで注目されているスーパーフード。日本ではお米に混ぜて主食とするのが一般的ですが、海外では食材の一つとして、スープやサラダなど、いろいろな料理に取り入れられています。
デザートには、同じく雑穀を使ったヘルシーなキビ団子はいかがでしょう。電子レンジを使って簡単につくることができます。まんまるな黄色の団子は、まるで小さなお月さま。季節のフルーツや小豆あん、生クリームを添えて召し上がれ。

ヘルシーでお酒に合う 秋の宴レシピ

雑穀入りバジルつくね

2~3人分

  • 鶏ひき肉(モモ肉・胸肉)

    各100g

  • 玉ねぎ

    30g

  • 雑穀(ご飯に入れて炊く小袋タイプのもの)

  • 1袋(30g)

  • バジル

    5~6枚

  • 卵黄

    2個分

  • 適量

  • パン粉

    大さじ1

  • 醤油

    大さじ1弱

  • 胡椒

    少々

  • 砂糖

    ふたつまみ

  • 醤油

    大さじ1

  • みりん

    大さじ1

  • 大さじ1

  • 砂糖

    小さじ1

つくねは柔らかいので、タネのすべてを成形してから焼くのではなく、一つ成形したらその都度フライパンに乗せて、焼くようにしましょう。

手順1

沸騰した湯に雑穀を入れ、歯ごたえが残る程度に15分程茹でてザルに上げ、水気を切ってよく冷ます。

手順2

ボウルに鶏ひき肉、雑穀、みじん切りにした玉ねぎとバジル、Aを加えよく混ぜる。

手順3

タネを6等分にして手に水をつけながら小判型に形を整え、油を熱したフライパンに並べて焼いていく。

手順4

ひっくり返して両面に焼き色をつけ、蓋をして弱火で3~4分程焼き中まで火を通す。Bの調味料を合わせて加え煮絡める。お皿に盛り付けて卵黄を添える。

〔デザート〕キビ団子

2~3人分

  • もちきび

    100g

  • 100㏄

  • 砂糖

    大さじ1

  • ひとつまみ

  • 小豆あん、季節のフルーツ、生クリーム等

  • 各お好みで適量

ラップを少しずつ返し、巻き上がったご飯を芯にして隙間が無いように巻いていくのがコツ。巻きすで最後に形を整えてラップごとカットすると切り口もきれいです。

手順1

もちきびをボウルに入れ2~3回水を換えて洗い、ザルに上げて水気をよく切る。

手順2

洗ったもちきびを耐熱ボウルに入れ、水、砂糖、塩を加え、そのまま10分程浸水させる。

手順3

すき間を少し空けてラップをかけ600Wの電子レンジで8分加熱する。取り出してぴっちりとラップをかけ直して5分蒸らす。

手順4

すりこぎなどでついて潰し、まとまってきたら12等分にして手に水を付けながら丸める。お好みで小豆あん、季節のフルーツ、生クリーム等、合わせて盛り付ける。

【フードコーディネート】 宮本 千夏 
調理師専門学校卒業後、フランス料理店、ホテル等で修業を積む。その後、大手食品メーカーで商品開発に携わり、2005年フリーで活動開始。プライベートでは2児の母。
http://www.chinapon.net
【撮影】プラウドタワー東雲キャナルコート パーティールーム

※ 本サイトに掲載している記事は、発行時における情報のため、現状と異なる場合があります。(2017年9月時点)


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